仕事で苦手な人の意見に耳を傾ける方法

苦手な人とは会話がかみ合わず仕事上の付き合いすら、無理だと感じることがたくさんあります。
自分に合う人ばかりだと、大変うれしいのですがそうもいかないのが会社というものです。
■1.感情に流されてはいけない

まず、苦手な人と話すときは、
私たちの中にすでに警戒心と嫌なことを言われるのではないかというベースができていて
なんでも良くないほうへ受け止めてしまう状態になっています。

普通に話しかけられたとしても、「嫌味ではないか」と決めつけてしまうのです。

これは、正常な自己防衛の反応なのですが
過剰な反応が起こってしまった場合、事態はどんどん悪化の一途をたどります。

大切なのは、どんな人が相手であっても、
その話を聴いて相手が真に伝えたいことを正確に受け止めることです。

それは、自分の感情に振り回されている人間には到底到達することのできないことなのです。

■2.要点を正しく聞き取るために

人によって、コミュニケーション力の高い低いは当然にあります。
もし私たちのコミュニケーション力が高ければ、
その力が低い人に合わせて、彼らが理解できるレベルまで噛み砕いて伝えることができるはずです。
逆もしかりで、彼らの話から要点を聞き出すこともできるはずなのです。

つまりは、私達が目指すべきは、
どんな相手であっても相手に合わせることができ、意思伝達がスムーズにできる域に達することです。

その過程で、苦手意識や怒り、敵対心などの負の感情が前面にでると
コミュニケーションの疎外要因となり、誤解を生み続けることになります。

負の感情をできるだけ抑えるには、
ヒューマンスキルが必要にもなるし、さまざまな経験や知識を持つことが必要になります。

結局は、コミュニケーションが上手くなるためにはテクニックだけでなく、
人格を高め、それが言葉や態度ににじみ出ることが必須なのです。

■3.事実のみに重きを置く

負の感情を受け止めてあげることも大切です。
相手を大切に思うことを伝える方法として、
今まで無視されてきた相手の気持ちを吐き出してもらい、慰めることも必要だと思います。

そのうえで、解決策を提案するほうが相手にも受け入れてもらいやすいのです。

ただし、感情論と事実は異なります。
相手の感情に流されて、こちらも感情的になっては本末転倒です。
限りない争いの火種が生まれます。

相手の感情を受け止めながら、でも相手に飲まれずに冷静に対応することが必要です。
相手を思いやることと相手の思いに同調することは違います。

「あの人ってむかつかない?」
「そう?どこら辺が?」
「あんなところよ」
「君は、あの人のあんなところが嫌いなんだね」という会話でよいのです。

こんな会話の中に、相手のポリシーやルール、許せないことなどが垣間見れるので
ある意味、自分には得になりますよね。

この人と接するときに何に気を付ければよいかわかればそれでいいのです。

苦手苦手と思わずに、自分を高める機会だと思えば
少しは楽になりませんか?

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