仕事について、教えてくれない会社は多いです。
ところが、先輩は仕事を教えているつもりになっています。
では、私達はなんで教えてくれないという不満になっているのでしょうか?
■1.学校教育の丁寧さとのギャップ
日本は、大学まで相応の期間、教員という教えるプロから
丁寧な指導を受けます。
学校教育のきめ細やかさと会社の業務の切れ端みたいな業務教育では
雲泥の差があります。
学校では、解らなければとことん聞くこともできますし
塾やらなにやらでも補習を受けることができます。
しかし、会社ではなんだか相手にしてもらえない雰囲気だし
聞くということも相手の機嫌をうかがいながらタイミングを計りなんて
メンドクサイことが必要なのです。
これでは、皆が悩むのは当然です。
学校教育と社内教育のギャップにより、
教えてもらえないという不満を持つことになるのです。
■2.「教えてくれない」のはみんなが通る道
学校教育とのギャップは当然問題なのですが
長くこのギャップは無視されています。
たくさんの人がこの試練を乗り越えて働いています。
教えてもらえないなら、盗むしかないですよね。
いかに要領よく、吸収するかが大切です。
これが得意な人は、するするっと仕事をこなすようになります。
私は、残念ながらこの技量には長けていませんでしたので苦労しましたが
私だけでなく多くの人が通る道だと思えば
いかに効率的に業務を吸収するかが問題なのであって
教えてくれない云々は他人のせいにしているに過ぎないのです。
■3.効率よく吸収するために。
今は、本当に何を言っているのかわからないし
重ねて質問すれば、しつこいといわれそうだし、と思ってしまいます。
それは、それでいいのです。
大局を見れば、あまり大したことではないからです。
要は、「相手が自分に何を求めているか」を知ることがはるかに大切です。
自走するように促しているのか、業務の報告が欲しいのか
事前の確認が欲しいのか、いろいろあると思います。
相手が求めることを実現するための細部の確認であれば
快く答えてくれるはずです。
■4.まとめ
くれぐれも細部にこだわりすぎて、
「教えてくれない」と思い込まないようにしてください。
業務のスタイルは、人それぞれです。
業務というよりも、業務の目的を理解し
それを実現するための細部の確認をすることが質問なのです。
自分らしい仕事の形が確立できることを応援しています。
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