嫌だと思う仕事を続けることで失うもの

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偶然に嫌いな仕事、苦手な仕事に就いてしまった時
すぐに次を見つける人となんとか克服しようと戦う人がいます。

今回は、嫌いな仕事、苦手な仕事で失うものについて
考えてみます。

 

■1.しまった!この仕事、苦手!

仕事で、自分の意志とは関係なく異動の辞令を受けとり、
新たな部署に出勤したものの仕事に全く向いてないとか
着いた仕事が本当に嫌でたまらないなんてことはよくあります。

私も、前職の時に異動した先の仕事内容が未経験の分野で
かつ、今までの同僚や友人とは全く違うタイプの人が寄り集まっていて
コミュニケーションも上手く取れず大変苦労した一人です。

未経験の分野にトライするということは問題ないのですが
同僚や先輩たちがとても変わっていて本当にドン引きの状態でした。
仕事を辞めようかとも考えたのですが
ここで辞めたらどこへいっても逃げる癖がつくと変な意地をはり
無理やり仕事継続しました。

結果、その分野では一応一人前になれましたが
失ったものも多かった気がします。

 

■2.とにかく仕事が面白くない!

今の会社に転職するまで本当に仕事が面白くなかったです。
後半は、少し面白くなったけど、4年ほどは本当に嫌で嫌で仕方がなかったです。

原因は、先輩のぶーちゃん。
太ったうえにデスクはごみの山。
瞬間湯沸かし器な性格で、ダメ出しのオンパレード。
なんかものすごく意欲をそぐタイプでした。
そして、仕事を教えてもらうことも教えるポイントが全部ずれていたので
本当に仕事ができるようにならないし、何を勉強したらいいかもわからない。

皆の前でダメ出しするから、私も委縮してきてオドオドする始末。

今思えば、早く辞めればよかったのにと苦笑い。

 

■3.大事なものを失った

仕事が面白くない上に、先輩に恵まれなかったことで自信喪失しました。
人生で自信を無くすということは一番恐ろしいことです。

仕事が楽しければ、自主的に動きだし、失敗さえも前向きにとらえ
どんどん成長できます。

しかし、仕事が面白くない上に自信を無くすと自主性が削がれます。
失敗も多くなり、どんどん消極的になります。

私は、前職でぶーちゃんの下から動くまでは本当に仕事が楽しくなかったです。
そして、ぶーちゃんの下から動いて初めて自主的に仕事ができるようになりました。
結局は、他の同僚・課長も器が小さいというか、
自分のことしか考えてないような会社だったので転職をしました。

今の会社は、正反対に目標だけ落とし込まれ何でも自分に裁量があります。
今の会社でひたすら仕事をこなしていたら、入社一年で最高評価をいただき自信が戻ってきました。

しかし、前職での経験から人を疑ってしまう癖がついてしまい、
なかなか抜けませんでした。

 

■4.自分を高める場所で正しい成長をするべき

前職では、技術的なことは身についたけれど、結局その間全く楽しくなかった
今の会社では1年の勤務で、前職の何倍ものいい体験をしました。
前職に就いていた期間は、7年です。

よく考えてみてください。
もし、雰囲気のいい職場でちゃんと自主性を培って仕事をしていたら
7年でもっともっといいことができたんです。それも、楽しみながら。

嫌だと思いながらする仕事にいいことはありません。
「皆、仕事は嫌だけど我慢してやっている」とよく言いますが
それは、「嫌なこともあるが好きな仕事だから我慢できる」んです。

そもそも嫌な仕事の嫌なことなんて我慢しなくていいんです。
どこにも楽しいことないですもんね。

職場の雰囲気も大事です。
人って周りの空気に染まるんです。
自分のことしか考えていないような集まりの中にいると自分が落ちていきます。

自分の情熱や活力、夢、自主性をおぼれさせるような空気に染まってはいけません。

今の仕事を安易に辞めろとは言いませんが、
どうか自分が落ちていくような事態にならないように願います。

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