私の場合は、自分に自信がないのは常に感じています。
何か問題が発生したら、自分の責任ではないかとすぐに怯えてしまいます。
全部を完璧にこなしたという自信も永久には持てないし
完璧だと言い切れる人は、何をもって完璧だと宣言できるのか不思議に思います。
■1.中途半端な態度が相手を不安にさせる
世の中のことをよく考えてみると、100%正解で完璧だという結果をだすことは
非常にまれであり、難しいものです。
医学・薬学等に関して言えば、限りなく100%に近いものを求められるけれど
やはり100%完璧というものではありません。
例えば、宇宙人がいるかいないかは本当にどちらともいえない話ですし、
がんが治療できない病気かというと、そうは言いきれないですよね。
今は100%正解と教えられることが
今の段階では正しいけれど、もしかしたら未来ではそうはならないかもしれません。
つまり、100%の完璧に正しい、小さいミスも一切ない仕事をすることは
とても難しいことなのです。
ただ、もし相手が、資料を持ってきて
「これで完璧なのか?」と聞いた時に「完璧ではありません」と答えたら
それは、当然差し戻ししますよね。
資料の成果について自分が納得していないのに他人に提出したところで
ただのさぼりだからです。
そんな資料を見せられたほうがたまったもんじゃありません。
その資料を使って説明し、説き伏せることができると思いますか?
「完璧か?」との質問は、「全てのミスをつぶしたか?」ではなく
「その資料を使って、相手を納得させることができるか?」なのです。
その意図を、額面通りの「100%ミスなしか?」と解釈して
「完璧ではありません」とか「ミスがあるかもしれません」なんて言われると
本当に不安で仕方なくなります。
そこは、相手に見せる資料になっているということで「完璧にしたつもりです」と
言い切ることが大切です。
■2.言い切ったもの勝ち
世の中のほとんどの人が迷っています。
常にAとBの間で揺れているのです。
なので、100%これが正しいと確信を得て生きているわけでもないのです。
例えば、何かを決めるときに
この決断が絶対に正しいと確信を得て決意される人はあまりいないのではないでしょうか?
本当にこれでいいのかと少しは思っていると思います。
だけど、そうするしかない、これがベストだ
と思い込んで、前に進んでいる人も多いと思います。
要は、完璧な結論など到底出せやしないんだったら
自分でこれが正しいと言い切って信じて突き進む人が勝つのです。
■3.割合、気合いで押し切っている
自信が持てない気持ちは痛いくらいわかるのですが、
割に、他人は自分は優秀であると気合いで押し切っているものです。
ちょっとぐらいミスしても優秀であると思い込んでいる人は、
一切、気にしないものです。
実際、そういう人の失敗と自信がない人の失敗って、大差ないのです。
ただ、委縮して見えるか、堂々として見えるかの違いだけなのに
他人の評価は、全く異なります。
すなわち、自分は優秀であるという気合いだけで
相手の評価さえも押し切れるものなのです。
■4.まとめ
だからといって、他人に上から目線で話すなどしてはいけませんが
過度に自信がなく振る舞っていると、評価にまで影響しますし
他人の目から見ると、オドオドした人は格好の餌食に見えます
自分が、損しないためにはある程度虚勢を張ることも大切です。