品格は、攻撃に勝てる唯一の資質

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人は、下品な行動をしてしまうときは、大方その行動が下品であることに気が付いていません。
そして自分の価値をものすごく落としていることにも気が付きません。

品格を保つ行動をしてこそ、そのプライドは守られるのです。

■1.下品な行動がプライドをくずす

本当のプライドとはなんでしょうか?
私は、本当のプライドとは自分の信念を守るための強さだと思います。
さらに、誰の尊厳も貶めない対等なコミュニケーションの取り方ができることだと思っています。

例えば、とある言動で自分を馬鹿にされた気がして
かなりむかついた気分になったとします。

下品な行動とは、そのむかついた言動を発した人について、
感情的に怒りをぶつけ、さらに失礼なことをすることで、制裁を与えようとすることです。

下品な行動をすることで、相手にも同じダメージを与えようとするのでしょうが
そもそも、相手はダメージを与えるつもりはなく、こちらが勝手に傷ついた可能性もあるのに
早急に復讐的な行動をしてしまったことで、自分のプライドを守るどころか、自分の格が地に落ちていくのです。
■2.表面的なプライドと本当のプライド

表面的なプライドは、一般にいう見栄や地位になります。
一方、本当のプライドとは、自分の真の価値を守ることです。

上記で説明した、下品な行動は表面的なプライドの産物でしょう。

例えば、古くから伝わる家を例に挙げると
「家を継ぐ、継がない、家を守るために後継ぎが必要 古くから伝わる行事をただただ守る」
それを守れないのは、家を馬鹿にしている なんていうのは表面的なプライドからくるものです。

なぜ守らなければならないのか?が忘れ去られ、
次世代の子供たちにただただ負担を強いている家が多いのではないでしょうか。

本来であれば、
家は代々先祖が守ってきたものであり、その先祖の想いを次世代につなぐという観点から
自然発生的に家を守るという感覚が生まれることが必要なのです。
そして、先祖の想いを受け止め、尊敬し、大切に思う気持ちが私達のプライドとなるべきなのです。

先祖が大切にしてきた土地をただ受け継ぐのではなく、
先祖に失礼がないように品格も受け継ぐのです。

家のことに限らず、小さな出来事で腹を立てる、馬鹿にされたと騒ぎ、復讐を企てるのは小さな人 つまり、小粒である証拠です。

人には、超えてはいけない一線というものがあります。
その線があまりにも手前にあると、周囲からは嫌煙され、意味の解らない人、
もしくは、とてもめんどくさい人として記憶されます、
さらに、自己満足的なプライドは守れたとしても、周囲からは馬鹿にされてしまうことでしょう。
■3.品格を大切に

品格のある態度とは、小さなことで動じない態度です。
それがあれば、小さな争いごとがあったとしても、
他人の心を考える余裕も生まれ、失礼な行動を慎むことができるのです。

そして、もし争いごとに巻き込まれてしまいそうな時も、
常に品格を意識して行動することが大切です。

余裕を持ち、他人の心に配慮することができることが、
全てのことを丸く収め、感謝されることにつながるのです。

そして、人は、感謝した時、いつかお返しをしようと心に誓うものです。
その気持ちを他人に持ってもらえれば、驚くほど
人間関係がスムーズに進むものです。

■4.まとめ

大小に関わらず、品格を保ち、今までお世話になった人の気持ちを無駄にしないように
ある意味、人格者を目指して生きていきたいものです。

品のない行動からは、福は生まれません

もし、自分のプライドを守りたいのであれば、
真の強さと真の品格を身に着けて、
低俗な争いに巻き込まれないようにしましょう。

そして、何より、低俗な感情に振り回されないように気を付けましょうね。

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