学歴は関係ないと口に出す人の心理

今の会社で「この会社は学歴関係なく役職になれる!そのうえ、給与もたくさんもらえて生活に余裕ができる」と自慢げに意気揚々と話す人がいます。
これを聞いて、筆者はかなりドン引きしました。

まずもって、初対面で役職者の学歴なんてあんまり気にならないものです。
初対面の時は、新人は役職者を尊敬のまなざしで見ているのです。
それなのに、上記の話を聴かされ興奮する人は、よほどがめつい人ではないかと思うのです。

■1.実はめちゃコンプレックス

学歴は、気にしていないならば話にでないものです。
まして、「学歴がなくても…」なんて、新人に話すことはないはずです。
そもそも、学歴にコンプレックスを持っているのは、話している本人だけであって
この会社でそれをクリアして役職にという話をしても、結局本人のコンプレックスが消えたわけではないのです。

学歴のコンプレックスは見えなくなったんですと公言している時点で、忘れてはない。
強いコンプレックスなのです。
そして、その次にでてくる、金銭の話は、さらに自慢しているように聞こえます。
結局、その人はがめついんでしょう。

「何にもない私が、頑張った結果、億万長者になったかのような話」を聞かせたかったのでしょうが
その言葉から漂ってくるのは、頭の悪い、ガンバリ屋で気の強い女 という いかにも扱いづらいものでしかありませんでした。
できれば、近づきたくないですね。

■2.おそらくメンドクサイかも

コンプレックスのある人間は、かなり扱いが難しくなります。
例えば、上記の役職者は、ことあるごとに「私が学歴がないから馬鹿にされている」と思いこんでしまうでしょうね。
結婚できない人でやたらとイライラしている人が多い理由もコンプレックスのせいですね

コンプレックスは、他人とのコミュニケーションを捻じ曲げる原因にもなります。
なので、そういう人のコンプレックスに触れてしまった場合、かなりめんどくさい事態なります。

相手は、琴線に触れられたことで激情し、感情のしこりを作ってしまいます。
何につけても、反抗心を前面に出してきますから、普通の何十倍の労力を遣ってもなかなか話が進まなくなります。

■3.回避方法

敵にするとめんどくさそうな人は、敵にしてはいけないのです。
というか、敵を作っては自分が仕事がしにくくなるだけです。

ごますりは嫌われますし、裏で陰口を言うのも信用されないものです。
一番は、相手にしないことが大切かと思います。
相手にしないとは、無視するのではなく、
「聞き流す、真剣に話を受け止めて、すぐに忘れる。他の人に話さない。話してもすぐに忘れる」

ただし、相手によっては、自分の意見が反映されていないと怒り狂う役職者もいますので
しばらくは適当に取り入れた振りをすることも大切かもしれません。

とにかく、仕事では上手くやることが重要なのです。
そして、真剣に相手をしなくてもいいのです。

仕事で劣等感を感じる必要はない

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仕事とは色々な世代の人と関わっていくことになるのですが
何十年もその分野で仕事をしている人と競い合って仕事をしていくのです。

劣等感を抱かないほうが尋常ではないと思います。
■1.自分の性格

同期の中で劣等感を抱いているのか
先輩に埋もれて劣等感を抱いているのかわかりませんが
そもそもなぜ劣等感を持ってしまったのか心当たりはありますか?

何かを失敗したとか先輩の嫌味から始まるとか
同期の嫌がらせをきっかけに始まったのではないですか?

そんなこと気にするなと言いたいのですが
職場で誰かの弱みを見つけた人ってのは、とても残酷なものです。

そういうやつらは誰かのストレス発散を受けている人を目撃し、
便乗してくるものです。
集団心理なのですが、自分も「自分ができない奴」とそいつらに思い込まされてしまいます。

環境がポジティブな職場であれば、全員が俗にいう人格者である割合が多く
嫌味や失敗を責めるなどということはないのですが
環境がネガティブな職場であれば、この傾向は高くなります。

大体、最初はできるできないがあって当然だし
経験の有無や専攻で仕事の勘の優劣があるのは当たり前です。

それに対し、一律な指導しかせずに、圧迫感を与え、劣等感を抱かせてしまった職場にも
かなりの責任があります。

だいたい、仕事をこなしてもらいたいのであれば
その仕事内容を個人個人に合わせて的確に指導し、一人前に育てるべきなのです。

それを棚に上げて、本人のやる気が足りないとか勘が悪いとか
言っている無能な社員にはほとほと怒りがこみ上げます。
同期がすごくできる人であった場合も無条件に劣等感を持ちやすいと思いますが
それはその人が飛びぬけて優秀だっただけで、こちらには何の罪もありませんよね。
だけど、常に比べられるので劣等感になってしまうのです。

自分の性格についても、そのような劣悪な職場では面白いわけがなく
歪んでしまいますよね。

でも、そこで歪まずに、まっすぐと伸びていってほしいと願います。
■2.本当に劣っている?

誰かと比べるから、劣等感を抱くわけであって
自分の中での成長という意味であれば絶対に常に成長しているはずです。

誰かと比べるのは、おそらく周囲が比べているからです。
会社は、まれに同じような二人を同じような仕事に配置し競わせて
成長させようとします。

私はこの方法は、100%間違っていると思います。
だって、たまたま運が良くて勝ったほうが一気に伸びると思いますが
負けたほうは、完全にやる気をなくす可能性があるからです。

二人の性格を無視して、一律の指導や成長作戦を与えることにも
若干頭の悪さを感じます。
一体、どうしたいのか?と考え込まずにはいられません。

世の中、向き不向きはあれど、全く仕事ができないという人はいないと思います。
あるとすれば、期待と実態の距離による周囲の評価の変化だと思います。
まったく、勝手に期待して、勝手にがっかりして冷たくするなよと突っ込みたいです。
しかも、自分自身もかなりできると踏んでいたことができなくてがっかりするという
自分で自分を評価できない状態って、自分がかわいそうすぎませんか?

自分と比べるのは、昨日の自分。
より高いレベルを求めるのは必要ですが、明日いきなりレベルは変わりません。
あくまで一日一日を丁寧に過ごしていくことが大切なのです。

本当は、劣等感なんて抱く前に、昨日の自分より成長した今日の自分をほめてほしいです。
■3.仕事が進めば良いのだから

そもそも、会社とは劣等感があろうとなかろうと、仕事が済めばよいのです。
であれば、負の感情をため込んでもすべて無駄ですよね。

とりあえず仕事が済めば、褒められます。
期待を超えれば、なお喜ばれます。

しかし、期待なん誰かが勝手に抱いている幻想です。
それに付き合って、期待を裏切らないようにと考える時点でエゴイストです。

誰が何を考えていようと、自分は自分だし、持っているもの以上のものは出せないのです。
だから、自分にできることを一生懸命に出し尽くすことが大切です。

劣等感なんて、抱いている暇があるのなら急いで仕事を済ませて
家でゆっくりしてください。

仕事が済めば、問題ないのですから。
■4.まとめ

無駄な感情に惑わされていないで
自分のすべきことに全力を注いでくださいね。

今、無駄なことを感じているのは、暇だからです。
一生懸命に、自分の仕事だけをすれば、そんな感情忘れてしまいます。

頑張ってくださいね