働くことが怖いと思うことってあります。
ずっと同じような仕事についているときは気が付かないものですが
長期間休暇を取ったとき(年単位)やブランクがある場合は最も顕著に表れます。
■1.なぜ怖いのか
休暇中は、嫌なことって避けることができました。
それはとても幸せなことで精神的にも安定した状態で過ごしていたと思います。
しかし、いざ復帰となると、仕事で嫌な思いをした経験が蘇ってきます。
それは、危険を避けようとするごく自然な脳の仕組みなので当たり前のことなのですが
心に強くよみがえってくるため、不安をあおるものです。
そして、記憶というものは曖昧で経験した事実だけでなく、感じた思いを
何十倍も歪めて記憶しています。
そのため、嫌な思いをしたという事実が誤認であったとしても
恐怖を感じさせ、危険を避けようとして、繰り返し思い出させます。
■2.働くのは普通のこと
いくら働くのが怖いと思っていても、まだ働いていない人にとっては幻覚です。
もし働いていて、働くのが怖いというのであれば、仕事が向いていないことを自覚すべきです。
働くのは至って普通のことであり、世の中のほとんどの人が日常的に行っていることです。
働くことに過剰に恐怖を抱くのは、
ある種上手くやらなければいけないという緊張感が過度に作用し、ストレスになっている可能性もあります。
緊張感は緊張感として持つべきですが
過度に緊張してしまい、身動きが取れなくなるのは本末転倒です。
別に上手くやれなくたっていいのです。
一番でなくてもいいのです。
それに、そんなに期待もされていないのです。
新人が来て、すぐに仕事を熟せるとはだれも思っていません。
少し、失敗してくれたほうが周囲は気が楽になるものです。
ただ、あまりにも恐怖を感じる場合、なにかの病気が隠れている可能性もあるので
そこはきちんと見極めるべきです。
■3.楽しみを見つける
仕事は、楽しみを見つけることが重要です。
どんな仕事でも楽しい業務ってあるはずです。
それを見つけられれば、働くことは恐怖だけれど、
やりたい仕事には、恐怖心はいだかなくなります。
働くのが怖いというのは、全然仕事を楽しめていませんよね。
であれば、働く分野を人に雇われるのではなく、
自由に働ける分野に変えてしまえばいいのです。
絵が好きなら、絵を売る仕事や絵をかく仕事もあります。
ゲームが好きなら、ゲームの新作を評価する仕事
何でも仕事になるものです。
一度、働くというイメージを見直してみてはいかがでしょうか?
■4.仕事は怖くないとは言わない
仕事は、怖くないとはいいません。
それは、分野によっても違うし、感じ方も人それぞれだからです。
だけど、怖いと思い続けている限り、何も変わらないと思います。
仕事が怖いのは、自分でコントロールできない仕事を選んでいるからで
自分がコントロールできる仕事であれば、恐怖はなくなるはずです。
どうか、勇気をもって第一歩を歩んでほしいと願います。