
仕事に喜びを見出すためには、仕事をする大義が必要です。
つまり、自分が誰かの役に立っているということを実感し
より多くの人に貢献できることを目指すべきです。
■1.自分が得意な分野で
社会の発展から見ると、
自分の得意なことで他人を助けられるものを仕事にすべきです。
例えば、料理がとても上手な人がいるとします。
となりに、とても料理が下手な人がいます。
料理が上手な人は、自分の料理をたくさんの人に食べてもらって褒めてほしい。
一方隣の人は、自分で料理をすると、とてもおいしくないため
料理自体をしたくありませんし、おいしい料理を食べたいと願っている。
そうすると、お互い需要と供給が合致するため
助け合うことができるのです。
つまり、自分が得意で人が苦手とする分野であれば
自然と仕事が面白くなり、楽しいという意識が芽生えやすいのです。
■2.社会的意義をみいだす
ただ日々を淡々と過ごしていたのでは、次第に喜びが少なくなります。
人は、目標があってこそ成長し、進化し喜びを見いだせるものなのです。
たとえば、自分の年収を増やすことだけを目標にしていると
年収が増えるにつれて満足してしまい、成長が止まってしまいます。
しかし多くの人は、年収が増えて、自分が満足したときに
今度は、他の人も満足させたいと思うようになります。
それは、社会全体をよくしていこうという願い、
自分の子供、子孫ひいては子供達全員にできるだけ幸せな一生を与えたいと思うようになるからです。
最終的にこのような公共の幸せを目標にしていないと
必ず途中で満足してしまい、そこで終わってしまいます。
すると、仕事をする意味すら見いだせなくなり、
よく有名人にみられるような、金持ちが堕落し、没落していく姿のようになります。
■3.自発的な発想を根拠に
仕事は、させられるものである限り、絶対に楽しくはなりません。
させられていたとしても、十分に納得して自分の意志で行っている場合は別ですが
自分が自発的に行っている仕事でなければ、仕事の楽しさは味わえません。
自分が開発した商品を売るために
どうしたら売れるのかを考え
どうしたらコストが下がるのかを検討し
どうしたら商品の売上を管理できるのか
これを会社ではなくすべて一人でやってみるとすごく楽しくなります。
すべての責任が自分にかかってきますが、自分の裁量ですべてのことが決められます。
それで失敗しても、(失敗という決断も自分決断ですが)自己責任です。
ひたすら、上手くいく方法を検討し続けるのです。
よく考えると、これって今は社長となった人が一番最初にやっていたことです。
(よそから来た社長は別として)
すでに出来上がった業務をひたすらやる。
そこに、創造や模索はなくただひたすら決められた範囲の中で仕事をする。
とても楽で、幸せなのです。
ただ、自分らしさはとても少なくなるでしょうし、
気の合わない誰かとも一緒にひたすら決められた範囲で動くだけです。
自分で深く考え、自分で試し、自分で結果を受け止める
それができることがとても大切なのです。
会社に雇われていても、それはできるでしょうが
本当に楽しく仕事をするためには、
自発的な発想を試し、結果を受け止め、利益を多く追及することが大切なのです。
■4.まとめ
色々と書いてきましたが、
自分の得意な分野で
社会的に貢献できるようなことを
自発的な発想で作り上げ、利益を得ること が楽しく仕事をするためには必要です。
かつての経営者たちが奮闘したように、私達も楽しみを追及するために
もう一度、高度成長期を甦らせるつもりで頑張りたいものですね。