本当に自己中心的な人は、とても狡猾で賢いです。
その人生をかけて、どうしたら自分の思い通りに事が運ぶかを計算し続けています。
■1.違和感
自己中心的な人でストレートにその思いを表現する人は、我儘だと言われ、批判されます。
しかし、一部の自己中心的な人は、その思惑を隠しながら周到に周りをコントロールしていきます。
まずは、やたらと親切なのが特徴です。
世の中、ボランティアではありません。
表面上、対価を求めずに過剰に親切にしてくる人間は下心があります。
例えば、嫁姑などで言うとわかりやすいですね。
子の家庭に異常に入り込んで世話を焼きたがる。というのは
自分の息子を渡したくない、もしくは、新しい家庭を作ったことを認めたくない、
姑の家庭に新しく嫁が入ったぐらいの気持ちなのでしょう。
もちろん、嫁側にとって都合がよければ、受け入れればいいですが、
黙って受け入れていると、段々と姑に支配されて行くことになる可能性も否めません。
■2.思い通りにしたい
もちろんそんな人ばかりではなく、良い方も溢れるほどたくさんいます。
しかし、本当に私達のことを思うのであれば、
私達のことは私達に任せ、過剰な干渉はしないはずですよね。
人間は誰であれ、周囲の人を自分の物差しで利用して生きています。
その利害が一致した時に、初めて友人関係ができあがるのです。
初めは、私達と利害が一致しているかのように見せかけて
最終的に一方的に自分の思い通りにしたい、もしそれが叶わないなら
なにか難癖をつけ、力づくでてなづける方法に移り、
果てはポイ捨てのように誰かと入れ替える輩も存在します。
犯罪のように聞こえますが、こんな人間関係を繰り返している輩は
溢れるほどいるのではないでしょうか?
例えば、このような人間が姑であった場合
自己中心の犠牲者は、今まで舅と息子であったのが
さらに嫁と孫までターゲットにされてしまいます。
そして、そのような姑に育てられた息子は
その違和感にはまったく気が付かず、
人身御供のごとく姑に家族を差し出すことになるのです。
■3.犠牲者
嫁姑の例で書きますが
姑に支配された舅は、家の決め事いっさいに対し口をはさむことはありません。
その息子も、自由がないと苦しみつつ、すべてを姑が決定する環境で育っているため
逆らうことさえできません。
そして、孫が生まれようものなら、姑の欲は一層激しさをまし、
なんとかして、息子一家を支配下に置き、思い通りにしたいと欲するようになります。
このように自己中心的な人の犠牲者に成り果ててしまった場合、
その人との縁が続く限り、一生涯苦しむことになりますし、
もしかしたら、その人に苦しめられているという現実に気が付かないまま
生涯を送ることになります。
自分の意見を封じられた人間は、悲惨です。
人間が自分が思い通りに生きる権利というものがあります。
それを侵害していることにすら気が付かない人間もいるのです
■4.自己中心的な人間の見極め方
自己中心的かどうかの見極め方は、何点かあります。
私達に起こった重大な用事より自分の都合を優先するというものがあります
引き続き、姑で例を上げると
例えば、嫁の父が危篤で入院しているとします。
その時にどうでもいいことにこだわっていちゃもんを付けたらアウトです。
親類が危篤で入院中であれば、誰でもそばに付き添いたいですし
それは、血が近ければ近いほど強いものです。
その時に「すぐに行け」と言ってくれるのは当然なのですが
やたらと不可解な申し出を付けてこられたら要注意です。
例えば子供がいるとして嫁から頼んでもいないのに
「子供は預かるから。」とか「孫は田舎に連れてくるのは不便だからそっちに行くから」とか勝手に話を進めていたら、注意です。
私達の父の危篤は、孫にとっては祖父の死期が近いのです。
当然に孫もお見舞いに行くべきです。
こちらから預かってくれと頼みもしないのに、そんなことを言いだすなんて
あまりにもおかしな話です。
つまり、自分たちの都合しか見えずに
その他の要素、例えば、嫁側の気持ちや客観的な判断を考慮しないまま
意見が構成されてしまい、それに気づくことができないまま、
思い通りにしたいという自分たちの欲を抑えきれずに意見の押し付けが始まるのです。
■4.まとめ
自己中心的な人間には深く関わらないことが重要です。
上記のような発言に似た、自分たちの都合しか見えずに
その他の要素(例えば、相手の気持ちや客観的な判断)を考慮しない言動が少しでもあった場合、私達が不利益をこうむることは必至です。
何ぼけたこと言ってるの面白いな?と流してはいけません。
自分たちの都合のいいように、私達を利用しようと考えているかもしれません。
たくさん脅しましたが、
人を見るということは、自分の幸せを形成するうえでとても大切なことです。
人を見る目も養って、本当に自分とってよりよい環境を作っていければいいですね。