仕事が合わない:弊害と掴める幸福

 

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自分の好きな仕事に就いたつもりが
なぜか全然違う苦手な職に就いてしまった。

実際、やってみると自分に合わないなんてことは
本当に頻繁にあります。

私も、文系で店舗勤務で就職したはずが
偶然が重なって、システムエンジニアの道を歩んできました。
その道は、ものすごく険しいものでした。

その経験から学んだことを少しお話します。

■1.苦手なことは克服するのは時間がかかる

私は、根っからの文系でした。
パソコンも使ったことのないような人間が
いきなりパソコンの前に座って、解るわけありません。

それまでの人生は比較的順調に生きていた私は
パソコンの前に座らされたとたんに
不調の波に曝されることになりました。

しかし、これを克服すれば苦手なことがなくなると思い込み
その業務につき続けることを決意しました。

そもそも、アルゴリズムとか論理的思考より
文系の思想に染まっていた私。

高校から苦手なことを克服しようとしていましたが
やはり、不得手なものを理解するのは相当な時間がかかります。

もし、得意なことを伸ばしていたら
今頃はもっと違う人生があったのではないかと思うばかりです。

苦手なことを克服するためには、人の3倍嫌な思いを体験します。
私は、教えてくれる先輩に恵まれていなかったため
本当に苦労しました。

そして、他人に私はプロです。と言えるまでに10年を要しました。
しかし、10年たってもやはり素質のある人には勝てません。
結局、プロと言えるようになって
得意なことをやりたいとの思いに辿り着きました。

であれば、最初から得意なことをしておけばよかったと
つくづく思います。

■2.苦手を続けて得たもの

苦手意識がなくなり、生きやすくなりました。
論理的思考もピンとくるようになりました。
なので、自分の中ではすごく成長したよい機会になったと思います。

ただ、この間の精神的苦痛は半端なかったです。
先輩に恵まれなかったせいもあり、ストレスだらけでした。

苦手を続けるには、よい先輩に出会い、よい教えを乞うことが
必須だと思います。

私のように、ヒューマンスキルの低い先輩の下に就くと
苦しみが長くなってしまうだけで成長なんてありえません。

そして、そのような環境に長く染まってしまうと
自分が卑屈になってしまいます。

人生で一番大切なものが壊れてしまえば
人生そのものが崩壊してしまいます。

具体的に下記のようなことになる可能性があります。

仕事が合わない
⇒仕事が面白くなく、成長もない
⇒ストレスがたまる
⇒態度や言動がネガティブになって行く
⇒周囲と上手くやれなくなる
⇒さらにストレスがたまる
⇒ストレスのせいで余暇や休日が楽しめない
⇒気分転換ができない
⇒ストレスがたまる

典型的な例ですが、仕事が合わないのに
続けることでこんなことに陥るかもしれません。

■3.自分がポジティブにいられることが大切

今、仕事が合わないと思っている方はたくさんいるかもしれません。
仕事なんて、やりだした当初はできなくて当たり前です。
それをすぐに合わないと切り捨ててしまうのはお勧めしません。

今までの人生で、自分が何が苦手で何が得意かなんて
大体わかっているのではないでしょうか?

そして、これから先の経験でさらに自分の苦手なこと得意なことが
はっきりしてくると思います。

この仕事合わないと思っている原因が、一時の自信喪失なのか
運の悪さなのかきちんと見極めることが大切です。

見極めるヒントは、職場の同僚の雰囲気を見ることです。
ネガティブな職場であれば、今後も好転することは難しいでしょう。
もし、ポジティブな職場であれば、少し頑張ってみてはどうでしょうか?

失敗することは誰でもあります。
それを成功の元と捉えて、叱咤激励してくれるような職場なら
すぐに成長すると思います。

周囲が私達の成長のためと銘打ってストレス発散させるような職場であれば
すぐに転職したほうがみのためです。

一番大切なのは、私達が一番ポジティブな状態でいられることが大切なのです。